惑星「エラン」に人類が移住する計画。これが「エランプロジェクト」である。 プロジェクトの一端として有人探査隊を派遣することになり、今回その候補者選抜の試験が行われることになった。 エランに行くための新航法、「ゲートグライド」(船体を光量子リングで包み込み、進む航法)に耐えられる宇宙船の定員は2名。 |
ようやく見つけた、人類が移住可能な惑星。地球とほぼ同じ大きさで、手付かずの自然が残っている未踏の地。 人間が生きていける条件は揃っていると思われるが、細部は依然謎のまま。 |
「ゲート」と「新航法『ゲートグライド』」 「ゲート」 この時代、「ワームゲート」と呼ばれる光量子リングが開発される。ゲートとゲートの間は空間が歪み、高速で移動することが出来るようになる。これをゲート航法と呼ぶ。 |
「新航法『ゲートグライド』」 ワ−ムゲートの理論を応用し、船体周辺部を光量子リングで包み込んで、物理法則を越えて宇宙を滑る新航法を「ゲートグライド」という。 |
「ソピア」と「アルファ」 「ソピア」
「アルファ」
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「ソピア」に移住した人間の子孫のみで形成されている人類なので、人工が減少してきている(遺伝子の問題から来る出生率の低下が大きな原因)。さらに、生活に必要なものをすべて人工で作り出しているため、需要と供給のバランスが悪くなってきている。 |